ローカルアカウント

組み込みの管理者と、AnsibleForms のデータベースに保存されるユーザーとグループ

  1. 組み込みの管理者
  2. ユーザーとグループ
  3. サインインの許可
  4. ロールへの対応付け
  5. ローカルアカウントと LDAP

組み込みの管理者

起動のたびに、ローカルの admins グループと管理者ユーザーがなければ作成されます。管理者は三つの変数で制御します。

変数 既定値 意味
ADMIN_USERNAME admin 管理者のユーザー名。その名前のユーザーがいない場合に admins グループに作成されます。
ADMIN_PASSWORD AnsibleForms!123 管理者の作成時(またはリセット時)に設定されるパスワード。
REINIT_ADMIN 0 1 にすると管理者のパスワードを ADMIN_PASSWORD にリセットし、 admins に戻します。

ADMIN_PASSWORD が使われるのは、ユーザーの作成時とリセット時だけです。後から変更しても、それだけでは何も起きません。

公開されている既定のパスワード AnsibleForms!123 でサインインしたローカルユーザーは、パスワードの変更しかできません。ブラウザーには 閉じられないパスワード変更ページが開き、パスワードが変更されるまで、サーバーはほかのすべてのリクエストに 403 (コード password_change_required )を返します。新しいパスワードは既定のものと異なる必要があり、変更後は 新しいパスワードでもう一度サインインします。この手順を省くには、初回起動の前に ADMIN_PASSWORD を独自の値に設定してください。

初回起動後に ADMIN_USERNAME を変更すると、その名前で 2 人目の管理者ユーザーが作成されます。元のユーザーは残ります。

REINIT_ADMIN=1 は、設定されている間 起動のたびに パスワードをリセットします。紛失した管理者パスワードの回復に使い、 その後は削除して再起動してください。


ユーザーとグループ

ローカルのユーザーとグループは アクセス > ユーザー と アクセス > グループ で管理します。ユーザーには次のフィールドがあります。

フィールド 意味
ユーザー名 ログイン名。一意である必要があります。
説明 任意。
パスワード ハッシュとして保存されます。後から パスワードを変更 操作で変更します。
メールアドレス 任意。
グループ ユーザーの最初のローカルグループ。ほかのグループはユーザーのページの グループ タブで追加します。

ローカルユーザーは自分のパスワードをプロフィールで変更します。ほかのユーザーは、それぞれのディレクトリまたは ID プロバイダーで変更します。

ユーザーは複数のグループに所属でき、そのすべてのグループのロールが付与されます。ユーザーのページの グループ タブでグループを追加、 削除でき、グループのページの ユーザー タブでも同様です。ユーザーには少なくとも一つのグループが残ります。最後のグループは 削除できません。

ユーザーが残っているグループは削除できません。先にユーザーを外してください。 admins グループは削除も名前の変更もできず、 ユーザー admin は削除できません。


サインインの許可

ユーザーのページの 詳細 タブには サインインを許可 スイッチがあり、ユーザーリストの行メニューにも サインインをブロック と サインインを 許可 として用意されています。ローカルユーザーにも、LDAP や SSO のユーザーにも使えます。

  • オン:ユーザーは通常どおりサインインします。
  • オフ:ユーザーのセッションはすぐに終了し、管理者が再びオンにするまで、すべてのサインインが拒否されます。ページでは 先に確認を求められます。

戻るための手段であるユーザー admin ではスイッチをオフにできず、管理者が自分自身のアカウントをオフにすることもできません。LDAP または SSO のユーザーの ページには セッションを終了 もあり、ブロックせずにすべての場所からユーザーをサインアウトさせます。


ロールへの対応付け

ロールでは、ローカルグループを local/<group> 、ユーザーを local/<user> と指定します。既定では admins に admin が付与されます。

roles:
  - name: admin
    groups:
      - local/admins
  - name: operator
    groups:
      - local/operators
    users:
      - local/svc-backup

組み込みの管理者がディレクトリや ID プロバイダーを使えないときでも必ずサインインできるよう、 admin ロールには local/admins を残しておいてください。 config.yaml がまったく読み込めない場合でも、 local/admins のメンバーには admin ロールが付与されるので、サインインして修正できます。ロールオプションについては ロール を参照してください。


ローカルアカウントと LDAP

ユーザー名とパスワードによるログインでは、LDAP より先にローカルユーザーが確認されます。ローカルユーザーがディレクトリのユーザーと同じ名前の場合、 常にローカルアカウントが優先され、その名前ではディレクトリのパスワードは使えません。ローカルアカウントには、 ディレクトリのアカウントと重ならない名前を付けてください。たとえば svc- のプレフィックスを付けます。